何を書こう。

昨日バレンタインについて書いちゃったので今日のネタがない・・・。
どうしましょう?


あ、んじゃ、俺が最近ハマっていることについてでも。。。
興味ない方は干してくださいw


え〜最近、小説を読むのにハマっています。
最近読んだのですと、「Itと呼ばれた子」や「インストール」ですかね。
前者は3部作なんですが、2部までは読みました。
3部は友達からまた今度借りて読んでみます。


「Itと呼ばれた子」
これは海外の作品なんですが・・・アメリカだったかな・・・?イマイチ覚えてない(爆死゛
主人公のデイビッドが母親に虐待を受けている苦しみが書かれたのが1部。
自分の家を出て里子として色々な家で生活していく中でのデイビッドの心の成長を書いたものが2部。
3部はまだわかりません。
この作品はノンフィクションだということもあり結構話題になったそうです。
借りたのもたしか第25刷だったと思います。


読んでいくうちにわかるのですが、正直作者が今現在生きていることが不思議に思えるような虐待を受けていました。
毎日食事を与えられず、学校で他の生徒の弁当を盗み食いをする。
それが母親にばれてからは毎日学校から帰った後何も食べてないか調べるためにノドに指を突っ込まれ胃の中のものを吐き戻す。
制限時間を設けられ、皿洗いなど仕事がこなせれば兄弟の食べ残しをもらえる。
風呂洗いは母親が洗剤を混ぜ合わせ毒ガスを作った中でやらされる。


読むだけで悲惨さが伝わってきます。
そしてこんな虐待を受けているのが小学校低学年の少年。
今ではこんなことをしていたら確実に逮捕されるんでしょうけど、
当時はされなかったみたいです。


2部では家族からの愛情を知らずに育ってきたデイビッドが里子として出された家、そこから通う学校で“自分の存在を認められたい”そう思い行動していく様子が書かれています。
実の母親から虐待を受け名前でも呼んでもらえず、「It」と呼ばれる。
そんな仕打ちを受けてきたからこそただ自分を認めてほしい、愛してほしい。その気持ちが空回りしたり、その気持ち故につけ込まれたり・・・
家を出た後もたいへんな苦労をしていたみたいです。


んで次は「インストール」の感想をば。


正直つまんなかったです。
設定等はいいと思うんですけど・・・何が言いたいのかな〜って。
なんか主人公は自分の弱さから逃げてるだけなんじゃないかな・・・って。
全体が女子高生の目線で書かれているし考えも女子高生です。
同世代じゃない人には理解しづらい・・・かな?
「インストール」を読んで面白かった!という人がいたら感想聞かせてください。
本って自分一人で読むんじゃなくって人の感想を聞くのも俺の楽しみの一つなんで!
今度「蹴りたい背中」読んでみようと思います。


そして!
俺の一番好きな作家さん、貴志祐介さんの作品のことでも。
彼の作品で一番好きなことは、“最後に落とす”ってことです。
ほとんどの作品(「天使の囀り」は“落とす”に入らないかな?)でラストが暗く終わるんです。
それがハッピーエンドで終わる作品と違ってどこか心に余韻を残すんです。
「うわ〜このあとどうなるんだよ・・・」って凄く気になるのにもう作品の続きはない。
それ以上は読者が勝手に妄想する。
最高ですよ(笑゛


後ですねぇ、貴志作品って角川ホラーなんですよ。
ホラーと聞くと“オバケ”だったり“幽霊”だったり“妖怪”が出てくるって思うじゃないですか?
角川ホラーの有名所といえばリングですしね。
しかしです。彼のホラーにはオバケも幽霊も妖怪も出てこないんです。
彼の作品の中で強いて言えば人間の心の黒い部分がオバケであり幽霊であり妖怪なんですよ。
それに細部に渡って詳しく調べ、勉強してあるんですよ。
処女作の「十三番目の人格(ペルソナ) ISOLA」(←ボンブラの会報1号でMakoたむ♪がカバンの中に入れてた文庫本です)はそうでもないような気がしましたが、
「黒い家」では保険について、「クリムゾンの迷宮」ではオーストラリアの毒蛇のことだったり(毒蛇危険ランキング1〜10位全てがオーストラリア産)サバイバルのことだったり。。。
「天子の囀り」では宗教のことが出てきてますね。
「青の炎」だと主人公秀一が完全犯罪をするために殺害する方法を調べていくのですが、その調べる過程において読者も一緒に学ぶことが出来ます。
まぁ結局はトリックもバレるんですけどね(爆死゛
まぁ読んでもらうのが一番手っ取り早いですわw


彼の作品で一番好きなのは「青の炎」
これは二宮和也松浦亜弥主演で映画化されたので知ってる方、大勢いると思います。
映画で見るのもいいんですけど、小説の文字で読んでみるのも面白いです。
映画にはない設定や、場面。
主人公の心情やその変化。色々と楽しめます。
映画を見るだけじゃタイトルの「青の炎」の意味は微妙にしか伝わってこないですけど、小説だと「赤の炎」から段々「青の炎」へと変化していく秀一の感情がビシビシ伝わってきます。
これは〜映画だけじゃもったいないです!


読みやすいと思うのは「クリムゾンの迷宮」ですかね。
サバイバルゲームをする話なんですけど、ほんとのサバイバルです。
殺し合いです。
バトロワと正直被る点もあるんですけど、完全に違うっていう点がありまして、
クリムゾンの殺し合いは、現実にありえてもおかしくない状況なんです。
バトロワは法律で制定されるだのなんだのってありえないじゃないですか?
こっちは違いますよ・・・。
今この世界だとありえなくはない・・・。っていうか、やろうと思えば出来るんですよ。
まぁそれが何故かは読んでみたくなる人もいるかもしれないのであえて書きませんが。


さ〜てどうだったでしょうか?
俺のすっげー下手な解説で読んでみたくなるような作品はありましたか?
“もし”読んでみたくなって読んだら感想聞かせてくださいね♪
誰もいないだろうけど(泣゛